立山プロジェクト 2010年8月アーカイブ

エアタグ投稿に伴って、携帯端末のネットワーク通信、ひいてはエアタグ投稿に影響する電波状況の確認を行いました。

 

今回の確認方法は、立山・室堂の各散策コースにおいて、AR部メンバーがそれぞれ持ち寄った携帯電話、スマートフォンそれぞれで

 

画面上に出るアンテナを確認する簡単な方法です。

 

確認のたびに確認したメンバーをデジタルカメラで写真(jpgデータ)を撮影しました。

 

その際に散策コースにおいて各グループに1つずつ、その場における時刻情報と緯度経度を記録できるGPSロガーを所持し、それによってコース中の歩行経路における緯度経度の取得、そして時間情報を取得しました。下に掲載したのが今回使用したGPSロガーです。

 

 

DSC01176.JPGこのロガーによって位置情報を取得します。

 

jpgデータには情報を付加できるExif という領域が用意されています。

 

このGPSロガーはロガー機器内にメモリースティックを挿入し、ロガー上で写真データへの位置情報の付加を行うことができます。

 

GPSロガーで取得した位置情報を、写真データにそれぞれの時刻情報で紐付けて同期させることでPC上の地図アプリケーションで経路と、経路上の写真、ひいては経路中における電波状況の確認が以下のように行えます。

 

appli.jpg 

メンバーを撮影する方法は下のようにメンバーを撮影し、○や×といったジェスチャーをしてもらいます。

またこの際に、誰がどのキャリアの端末を持っているかはあらかじめ確認しているので、それによって各地点、各キャリアにおける電波状況を記録します。

 

DSC01151.JPG 

この写真は、室堂山展望台コースの後半 で撮影されたものです。

写っているのはiPhoneを利用したメンバーのもので、この地点ではiPhoneの電波状況が悪かったことを示しています。

今回、立山・室堂において実施したエアタグ投稿は、ドコモ、au、ソフトバンクからそれぞれスマートフォン(iPhone&Android端末)と一般的な携帯電話(au機種)をそれぞれ持ち寄って行いました。

 

スマートフォンについてはセカイカメラを用い、au機種についてはセカイカメラzoomを用いました。

 

 

私たちが探訪した立山・室堂には風景を楽しみながら歩くことのできる散策コースが複数設けられています。

 

map.jpg1回目となる今回のエアタグ投稿については、午前中に「みくりが池周辺コース(約1時間)」をAR部のメンバー全員で1グループとなり、エアタグ投稿の練習を兼ねて散策を行いました。

 

この際、エアタグ投稿に加えて、各キャリアの端末それぞれの電波強度の状況の確認を行いました。確認については端末画面上のアンテナの数による簡単なもので行い、それによってエアタグ投稿への影響を確認しながらの散策を行いました。

 

 

午後については立山・室堂の他の3コース、

・室堂山(展望台コース)、約1.5時間

・地獄谷~雷鳥沢周回コース、約2時間

・立山頂上(雄山)登山往復コース、約4時間 (*ただし今回は途中の一の瀬山荘まで)

 

という各3コースをそれぞれ3~4人ずつのグループに分けてそれぞれで午前と同じようにエアタグ投稿、そして電波強度の確認を行い、エアタグ投稿への影響を確認しながらの散策を行いました。

去る8月2日、われわれAR部活は観光地として有名な立山・室堂に行ってきました。

 

私たちが行ったことは、各キャリアの端末の電波状況の確認と、セカイカメラ、セカイカメラzoomを利用した高山植物などのエアタグ投稿です。

AR部活には県外出身者も多く、立山・室堂も初めての部員もいるのですが、到着してまず私達が感じたのは、空気がおいしく、涼しい(薄着だとちょっと寒いくらいかも?)ということでした。今年は例年にも増して暑い日が続き、そんな中、とても快適な立山・室堂は素晴らしい経験ともなりました。

 

幸いなことに、この日はとてもよい天気で、穏やかな風と照りつける太陽が気持ちいい晴れ晴れとした1日でした。

 

また、今年は雪も山に残っていて(年によっては残っていない場合もあるとのこと)、とりわけ立山に来たことを実感させるものでした。

 

DSC01072.JPG 水面がとても澄んでいて、きれいで美しい感動的な光景です。

 

こういった風景を見られる立山ですが、これだけでなく立山にはさらに見所がたくさんあります。その代表的な1つに今回エアタグ投稿をおこなった高山植物が存在します。

 

 

DSC01115.JPG今回行った高山植物のエアタグ投稿ですが、これら植物は代表的なものでも20種類ほどが存在し、4つある立山の散策コースのいたるところに美しく咲いていますが、1つ1つがとても小さく、歩いているときには見落としてしまいがちです。

 

また今回協力させていただいた、立山黒部貫光さん方にお話を聞くと、植物自体の小ささだけでなく、季節によっても植物の種類や植生は変化するので、それら植物を紹介することはなかなか大変とのこと。

 

看板などの目立つ者を設置すると、せっかくの美しい立山の景観を損ねてしまう・・・というのが立山黒部貫光さんたちの課題だったそうです。そこで、私たちAR部が、なにかお手伝いできないか?というのが今回の立山でのAR部の活動のきっかけでした。

 

 

今回のエアタグ投稿の目的は、こういった美しい植物たちをせっかく来たのなら見逃さず、堪能してもらいたい!というのが目的です。

普通に景色を見ているときには、わからないエアタグですが、セカイカメラ、セカイカメラzoomを使って投稿されたものを見ることができます。これらのエアタグには景観を損ねない看板の役割を担ってほしいと思います。

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